サーチファンド事業
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サーチャー希望者の方
サーチファンドにおける
サーチャーとは
サーチファンドにおける「サーチャー」とは、中小企業の買収を目指し、投資家から資金を集める個人のことを指します。サーチャーの主な役割は、買収対象となる企業を見つけ、評価し、交渉を行い、最終的に買収を完了させ、成長・発展させることです。このプロセスには、市場調査、財務分析、デューデリジェンス(買収対象企業の詳細な調査)、買収資金の調達、そして買収後のバリューアップなどが含まれます。
サーチファンドのモデルでは、サーチャーはしばしば経営経験や業界知識を活かして、未開拓または成長可能性のある市場にある中小企業を探します。彼らは投資家からの資金を基に活動し、成功した買収案件によって投資家にリターンを提供することを目指します。サーチャー自身も、買収した企業の経営に関わることが多く、長期的な成長と価値の創出に寄与することが期待されます。
サーチファンドは、起業家精神を持つ個人が経営者として直接企業を運営する機会を得られる一方で、中小企業の所有者には後継者問題の解決や事業承継の機会を提供することができるモデルです。サーチャーはこのプロセスの中心となり、多くの場合、企業買収後にはその企業のCEOや他の重要な役職に就任し、直接経営に関わることが一般的です。
サーチャーのメリット
サーチファンドにおけるサーチャーを務めることの魅力は、以下の点に集約されます。
1
経営者としての直接的な経験
サーチャーは買収した企業の経営に直接関わる機会を得ることができます。これにより、実際のビジネス運営の経験を積み、経営者としてのスキルを発展させることが可能になります。
2
起業家精神の実現
サーチファンドモデルは、比較的リスクを低減しながら起業家精神を実現する道を提供します。自分で企業を創業する代わりに、既存の企業を買収して成長させることで、起業家としての夢を追求できます。
3
投資と報酬の機会
成功した買収と企業運営を通じて、サーチャーは投資からのリターンを期待できます。買収企業の価値を向上させることにより、長期的な資産の増加と個人的な報酬を得る機会があります。
4
ネットワークの拡大
サーチファンドプロセスは、投資家、業界専門家、他のサーチャーなど、多岐にわたる人々との関係構築を要求します。これにより、ビジネスとプロフェッショナルのネットワークが拡大し、将来のキャリアに有益なつながりを築くことができます。
5
社会への貢献
中小企業を買収し、成長させることは、雇用の創出や地域経済の活性化に貢献します。サーチャーは、自分の行動がより大きな社会的影響をもたらすことを実感できるかもしれません。
サーチファンドにおけるサーチャーの役割は、高い報酬だけでなく、深い個人的満足感と社会への貢献を実現する機会を提供します。
これらの魅力は、多くの起業家精神を持つ個人にとって、サーチファンドモデルを魅力的な選択肢としています。
起業・PEファンドの経営者との比較
以下の表は、個人のキャリアにおけるサーチャー、起業家、PEファンド経営者の3つの役割の違いをまとめたものです。
特徴 | サーチャー | 起業家 | PEファンド 投資先経営者 |
---|---|---|---|
リスクとリターン | 中程度 (買収、買収成功後の 成長度に依存) |
高い (全リスクを自己負担) |
中〜高い (投資先の パフォーマス依存) |
資金調達 | 金融機関・ファンド からの資金提供 |
自己資金・VC・ エンジェル投資家など多数 |
金融機関・ファンド からの資金提供 |
経営 参画度 |
高い (買収企業の経営に直接関与) |
非常に高い (創業から運営まで全責任) |
中程度 (投資先の戦略に影響を 与えるが日常経営には 関与しないことも) |
社会的 影響 |
中小企業の成長による 地域経済への貢献 |
イノベーションによる 広範な社会的影響 |
投資先企業の成長促進や 再構築による間接的影響 |
報酬構造 | 年収〜1,500万円+ ストックオプション/ 株式報酬20〜25% |
企業成功に直結した 高リターン |
年収〜2,000万円+ ストックオプション 2~3% |
当社におけるサーチファンドの支援内容
エキサイトにおけるPMI実績※(下記サイト参照)をもとにした支援をします。
- 労務、財務や人事/採用などバックオフィス支援
- サーチ活動中のオフィス提供
- 採用支援
- 商品ライン、営業、販路、商圏の改善&新規開拓
- 製造ラインとSCMの改善&最適化
- 新商品開発
- ブランディング/マーケティング/コミュニケーション改善
- EXIT支援
- 既存のM&A仲介事業で培ったノウハウ・ネットワークを活かして、M&A買収先確保
- エキサイトホールディングス上場で培ったノウハウおよび監査法人、証券会社の紹介などによるIPOの支援
※「企業再生のカギは「両利きの経営」だ──TOB・M&Aした2社を3ヶ月で黒字化と再成長に導いたエキサイトに学ぶ、コストカットで終わらない企業再生ノウハウ」
https://www.fastgrow.jp/articles/saijo-ishii-miyazaki
サーチャー採用までの流れ
STEP 1
サーチャー候補者として
お問い合わせ
- サーチファンドのサーチャーとしてのキャリアにご興味のある方はフォームへのお問合せをお願いします。
- 選考、セミナー、ニュース等のご案内を差し上げます。
STEP 2
書類選考
- 履歴書や職務経歴書などをご提出いただき、書類選考をします。
STEP 3
1次面接
- 応募者が書類選考を通過すると、1次面接に進みます。この面接では、応募者の経験、スキル、ビジネスに対する理解、そしてサーチファンドにおける役割への適性が評価されます。
STEP 4
投資提案面接
- 応募者は自らのビジネスアイデアや買収提案をプレゼンテーションして頂きます。投資提案面接では、応募者がどのように市場を分析し、潜在的な買収ターゲットを評価し、投資戦略を立案するかをお話しいただきます。
STEP 5
最終面接
- 全体的なサーチャーとしての適性や潜在的な成功に対する信頼性を確かめるため、最終面接は、通常、サーチファンドの運営チームや投資家、場合によっては外部の専門家が参加するパネル形式で行われます。
STEP 6
サーチャー決定委員会・
活動資金投資
- 最終面接後、サーチャー決定委員会が集まり、応募者をサーチャーとして採用するかどうかの最終決定を行います。
- 採用が決定された場合、サーチャーは活動を開始するための資金投資(3,000万円前後を想定)を受けることになります。
- この資金は、企業のリスト作成、市場調査、買収案件の評価、および初期の交渉活動など、サーチ活動に必要なコストをカバーするために使用していただきます。
サーチャー採用後の活動内容
サーチャーとして採用された後の活動内容は、以下のような活動を実施します。
STEP 1
市場調査とターゲット企業の選定
- 業界分析: 成長可能性があり、買収に適した業界を特定します。
- ターゲット選定: 業界内で買収の対象となり得る企業を特定し、リストアップします。
STEP 2
初期接触と関係構築
- オーナーとのコンタクト: 選定したターゲット企業のオーナーに接触し、関心を持ってもらうためのコミュニケーションを行います。
- ネットワークの構築: 業界内外の関係者とのネットワークを広げ、買収プロセスをサポートする関係を築きます。
STEP 3
デューデリジェンス(詳細調査)
- 財務分析: ターゲット企業の財務状態、収益性、財務リスクを詳細に分析します。
- 業務評価: 企業の運営、市場地位、競争優位性、成長潜在力を評価します。
STEP 4
買収提案と交渉
- 価値評価: ターゲット企業の価値を評価し、買収提案のための適正価格を算出します。
- 交渉: ターゲット企業との間で買収条件、価格、その他の契約条件について交渉を行います。
STEP 5
資金調達と買収完了
- 資金調達: 買収に必要な資金を調達するため、ファンドや金融機関との交渉を行います。
- 買収完了: 必要な法的手続きを経て、買収を完了させます。
STEP 6
バリューアップと出口戦略
- バリューアップ: 企業の価値を高めるための一連の取り組みや戦略を実施します。
- 出口戦略の計画: 投資リターンを最大化するために、売却、上場などの出口戦略を計画します。
サーチャー募集要件
定員 | 4名 |
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勤務時間 | フレックスタイム制
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想定給与 | 要相談 |
休日・休暇 |
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歓迎スキル・経験 |
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勤務地 | 東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス4F |