現物出資（Investment in Kind）

現物出資とは、M&Aにおける資金調達手法の一つです。これは、企業が他の企業に対して現金ではなく、実際の資産や事業などを出資として提供することを指します。

具体的には、企業がM&Aを行う際に、対象となる企業に直接資産を出資として提供することで、出資先の企業との統合や事業拡大を実現することができます。

現物出資は、現金を使わずに資産の移転を行うため、財務的なリスクを軽減することができる利点があります。また、資産の評価が現金の場合よりも難しい場合や、資産を活用したシナジー効果を得たい場合に選択されることがあります。

ただし、現物出資は資産の評価や価値の調整が必要となるため、適切な評価と計画が重要です。慎重な検討と交渉が求められる手法と言えます。