スーパー・マジョリティ条項(Super Majority Provisions)

投稿日: 投稿者: M&A BASE

スーパー・マジョリティ条項は、M&Aの契約においてよく使われる特別な条件の一つです。これは、合併や買収を進める際に、株主の多数決だけではなく、特定の高い比率以上の株主の賛成を必要とする規定です。

通常の多数決では50%以上の株主の賛成が必要ですが、スーパー・マジョリティ条項では、例えば75%以上の株主の賛成が必要とされることがあります。これにより、一部の株主のみの意見で合併や買収が阻止されることを防ぎ、より慎重な意思決定を促進します。

スーパー・マジョリティ条項は、特に重要な判断が必要な場合や、株主間の意見の分裂が予想される場合に頻繁に導入されます。契約書で具体的な条件が定められており、合意形成に向けた交渉で重要なポイントとなることがあります。